トルコリラ等で有名なスワップ金利。
このスワップ金利を目的にトレードしているトレーダーは少なくないです。
毎日スワップ金利を受け取り、その利益で生活をしていくのがこのトレーダー達の目的です。
これがいわゆる「スワップ生活」です。
しかしそのスワップ生活を夢見たトレーダー達のほとんどは、夢半ばで挫折していきます。。。
この記事ではその理由を説明し、スワップに左右されずトレードスキルを磨くことの重要性を話したいと思います。
スワップで得られる利益なんて微々たるもの
スワップとは、2つの通貨を取引することで得られる金利差のことです。
1万通貨のドル円の買いだと一日約80円、高金利で有名なトルコリラ円だと約100円。
ポジションを保有しているだけでこの金額が手元に入ってくるため、一見何もしなくても儲かると思われがちですが、実際は違います。
このように、スワップなんてものは日々の値幅に比べたら微々たるものだと分かります。
小額トレーダーはスワップ取引するほど余裕はない
そもそもスワップ金利の恩恵を得られるのは、相場が逆方向に何円動いても損切りせず、ずっとポジションを保有していることができる大資金の持ち主だけです。
少額資金トレーダーはもちろんそんなことはできないし、利益と感じるほどのスワップ金利のポジションをもっていたら、他のトレードまで資金がまわりません。
高金利通貨の価値は低下し続けている
魅力的なスワップ金利が貰える高金利通貨ですが、その価値は軒並み低下しています。
代表的なトルコリラ円を例にすると・・・
・特に直近5年では50円から18円と半分以下に
いくら高スワップといっても、この事実を知ったら手を出せません。
実際、このスワップ金利目当てで破産したトレーダーも大勢います。(「トルコリラ 破産」で検索してみてください)
じゃあ売ればいいじゃんと思うかもしれませんが、売りの場合は逆に高いスワップを払わなくてはなりません。
なので長い期間売りポジションを保持し続けるのも精神的に辛いのでオススメできません。
(短期の売りならば買いより勝てる確率は高いと思いますが,タイミングが難しいですね。)
なぜスワップ取引を売りにしているのか
各証券会社はスワップ金利の高さをアピールしていますが、あれはスワップ金利を餌に初心者を釣って損をさせ、儲けようとしているからだと思います。
※詳しくは次の記事に書いていますが、国内業者は顧客が損をすると儲かる仕組みになっています。
逆に海外業者は顧客が勝つほど利益が出る仕組みです。
以上のように、FXトレーダーはスワップ金利なんか気にせず、裁量トレードスキルを日々磨き相場で生き残れるよう頑張りましょう。
では、最後まで読んで頂きありがとうございました!
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