勝率がどれだけあればFXで勝てるのか?
大多数の人はいまいち理解せずにトレードしているんじゃないでしょうか。
私自身4年程FXを続けてきましたが、安定して勝てる勝率は「4~6割」だと体感しています。
経験からいって、それ以上でもそれ以下でも資産はマイナスになる可能性が大です。
4割の勝率でも勝てるの!?と思われたかもしれませんが、そこにはある秘密が隠されています。
この記事ではそんな勝率に隠された「ある秘密」を暴露しますので、安定した勝率が出せない人はぜひご覧ください。
✅勝率の秘密
✅高すぎる勝率の落とし穴
✅低い勝率でもOKな理由
FXの勝率は6割あれば超優秀
勝てているトレーダーの勝率はどれくらいなのでしょうか?
実際に利益を上げているトレーダーが公表している情報の中で、一番多いのは”勝率6割”です。
FX初心者は、まずは6割を目標に手法を組み立てよう
6割という数字は一見少なそうに見えますが、この6割を安定して維持するのはかなり大変です。
ですので我々一般トレーダーは、”勝率6割”を目標にしておけば良いでしょう。
安定して6割の勝率が維持できるのであれば、あなたは超優秀なトレーダーです。
ところが、中にはこう思われる方もいるかと思います。
・「よく”勝率99%!”とうたっている手法があるけど、それはどうなの?」
確かに6割という数字は決して高くありません。
しかしこれは言い換えれば、”全トレードのうち、4割は負けを認めている”ということになります。
FXでは負けを認めることがとても重要で、負けを認めない=”損切りできない”ということであり、非常に危険な状態であります。
必ず負けトレードを認めることで、6割の勝率でも確実に利益を上げることができるのです。
FXで高すぎる勝率の落とし穴
では、先ほど例として”99%勝てる手法”とは実際にあるのでしょうか?
答えは”ある”です。
しかし、99%勝てる手法があったとしても、残りの”1%の負けが”一回でも発生した場合、その一回で資金のほとんどを失うことになります。
なぜかというと、このように高すぎる勝率で使われている手法とは「損切り無し」もしくは「損切り無し+ナンピンしまくり」だからです。
100回勝ったとしても、たった1回の損切り(勝率99%)で利益は0になってしまいます。
「損切りしない=損失を発生させない」なので、損切りしなければ資産のグラフは簡単に右肩上がりにすることができます。
しかし相場の急変動が起こり、証拠金が足らなくなってしまった場合はロスカットされてしまいますよね?
これが高すぎる勝率の落とし穴で、たった一回の負けで資金のほとんどを失うことになってしまいます。
高い勝率であればあるほど、負けた時のインパクトが大きくなります。
これが高すぎる勝率の落とし穴です。
”低い勝率でもOK”という考え方
では、勝率が5割を切ったらどうなるでしょうか?
勝率4割でもFXで勝てる理由とは
例えば勝率が4割の場合だと、10回トレードして4回しか勝てないので、資産は減る一方だと考えるのが普通です。
しかし実際はそう単純ではありません。
勝率が4割でも利益をあげることは可能なんです。
実際に私が作成した自動売買ツール(EA)の2019年のバックテストでの成績は44%でしたが、資金は1.5倍になりました。
なぜ利益を上げられたのかと言うと、”1回の利確量>損切り量”だからです。
期待値が大きいほど、勝率は関係なくなっていく
このEAでは大体、利確:損切り=2:1です。(このことを期待値といいます)
例えるなら、”利確は100pips” ”損切りは50pips”ということです。
ということは、最悪でも3回のうち1回勝てれば資産は増える計算になります。
勝率でいうと33%以上あれば負けることは無いということです。
このことから分かるように、勝率が低いからといって”ダメな手法”と決めつけるのは間違っています。
大事なのは勝率と期待値のバランスで、先ほどのEAのように勝率が低くても高い期待値の手法であれば実践でも使用可能です。
もちろん勝率と期待値の両方が高いのが理想ですが、そのような手法を探すのはなかなか難しいです。
「勝率が良かったある特定の短期間だけを切り取った結果」であればいけるかもしれませんが、長い目で見たらそういった手法は使い物になりません。(EA制作者ならよく分かると思います)
FXでの勝率の考え方
勝率は高すぎても低すぎても良くないです。
・大体4~6割で勝てればOK
・ただし期待値は1以上を確保しましょう。期待値が1未満だとジリジリと負けていきます。(いわゆる”損切り貧乏”です)
勝率を考える時は、上記の事に気を付けると失敗を防げます。
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