あなたは正しい損切りをできていますか?
FXは上手に勝つことよりも、上手に負けることのほうが遥かに重要で、その為には正しい損切り方法を知らなくてはなりません。
しかし大半のトレーダーは間違った損切りをしており、結果的に以下のような悩みが発生します。
・損切り貧乏から抜け出せない
この記事では損切りが上手くできないトレーダーに向けて、「正しい損切り」の仕方を伝授します。
✅FXでの「正しい損切り」と「間違った損切り」の違い
✅FXの損切り貧乏の防ぎ方
✅後悔しない損切り方法
FXにおける損切りの正解は、「無感情であること」です
結論から言うと、考えた損切り設定&無感情で損切りができていれば、それは「正しい損切り」です。
その理由を説明する為にまずは、「間違った損切り」とはどんなものなのかを紹介します。
・膨れ上がる含み損に耐えられなくなり損切り
・損失を少なくしようとし、結果損切り貧乏
・思考停止し、損切り位置をPipsで決めている
これらの間違った方法の損切りをしていては、いずれ資金の多くを失い破産する可能性が高いです。
それぞれ簡単に解説していきます。
膨れ上がる含み損に耐えられなくなり損切り
これが一番ダメなパターンの損切りです。
このパターンの損切りをしてしまうと資産を一気に減らしてしまい、最悪な場合はトレード資金が無くなり退場になってしまいます。
損切りを設定していない、または損切り位置をずらしてしまった場合にこの損切りをしてしまいます。
損失を少なくしようとし、結果損切り貧乏
逆に、損失が大きくなるのを回避しようとして小さい損失ですぐに損切りしてしまうと、今度は「損切り貧乏」になってしまいます。
先ほどの例にあったように、資産を大きく失った経験があるトレーダーが損切り貧乏になりやすい傾向があります。
損切りができないよりは良いですが、損切り貧乏のままでは資産は減る一方です。
※また、損切り貧乏は負けても少ない損失で済んでしまうことから、ポジポジ病を併発していることが多いです。
損切り位置をpipsで決めている
無意味さでいったらこれが一番無意味な損切りです。
利確とセットで「利確は○pips、損切りは○pips」とあらかじめ決められていることがほとんどです。
この損切りがダメな理由は、相場を無視しているからです。
思考停止しているのでどこでもエントリーできてしまい、これもポジポジ病を引き起こす原因となってしまいます。
FXで正しい損切りをする為には
では本題の、考えた損切り設定&無感情で損切りをするにはどうしたらよいかを解説します。
考えた損切り位置にする
まずは損切り位置の設定について説明します。
まず気を付けるのは、先ほど述べたように「○pipsで損切り」といった損切り方法はNGです。
ちゃんとチャートを基に損切り位置を考えましょう。
損切り位置の決め方は使っている手法やインジケーターによって変わりますが、私は初心者にも分かりやすい下記をオススメします。
ラインより少しはみ出たところを損切り位置にする
ここでいう「ライン」とは水平線ラインやトレンドラインといった、ライントレードで使用するラインのことです。
例えばこの画像のようなイメージです。
ラインよりはみ出させる理由は、レンジ相場ではラインをはみ出て戻ることがよくあるからです。
これはチャートのちょっとしたノイズのようなものなので、そのノイズで損切りされないようにわざとはみ出させます。
もちろん騙しに引っかかることもありますが、相場の7割を占めるレンジ相場では効力を発揮するので、成功率は高いです。
損切りされても動じない
次に重要なのが、損切りされても動じないことです。
損切りされる度に、「あぁ、また損切りされて資金が減った・・・」や「今までの利益が無くなった・・・」といった感情がある場合は、その感情を排除できるようにする必要があります。
資金の増減で動じる=トレードに感情を載せている
ということになり、いずれはヤケクソなトレードを引き起こしてしまいます。
結果はご察しの通り大負けです(笑)
そういった経験から現在は下記の方法でトレードしています
「メンタルに影響の出ない額」でしかトレードしかしない
さらに損切りが続いたとしても、ムキになって一気に取り返そうなどとは考えません。
どんな結果になっても無感情でいられる、自分にとっての「はした金」を把握して、その金額で損切りが収まるようにしましょう。
FXでの損切りで大事なこと【まとめ】
この記事をまとめると以下になります。
・膨れ上がる含み損に耐えられなくなり損切り
・損失を少なくしようとし、結果損切り貧乏
・思考停止し、損切り位置をPipsで決めている
✅正しい損切りをする方法
・考えた損切り設定をする
・無感情で損切りできる額でトレードする
大事なのは「思考停止せずちゃんと考える、しかし感情は排除」することです。
このことを心掛けながらトレードすれば、自ずと結果も良くなっていきます。
コメント